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活動報告

一般質問の「一問一答方式」導入で何が変わったのか??[2016/06/21]

 高松市議会の6月定例会における一般質問が終わりました。
 今日、常任委員会の審査で、あと最終日(植田は討論を行う予定)を残すだけでになりました。

  高松市議会では、今議会から、一般質問に限って、これまでの「一括質問一括答弁」から「一問一答」方式に変わりました(なぜか、代表質問や議案に対する質疑は、これまで通り一括質問一括答弁)。

  しかし、高松市議会では、なぜか、再質問を行わないのが当たり前なっていて、「一問一答」方式を導入しても「議論」にならないのです。
  単に、大項目ごとに質問を分けただけ。もちろん、これだけでも、十分「分かりやすくなった」とは思うけど、それは分けたから当然のことです。

  今議会の一般質問で再質問を行ったのは、植田を含めたったの3名。そのうち、すべての大項目で再質問を行ったのは植田だけ。
  再々質問までできる自治体議会もあるというのに、高松市議会では、再質問をするだけで、議場がザワザワ・・・・・・一体、何なのかと思います。持ち時間を大幅に超えて発言しているのならともかく、自分の持ち時間30分の範囲内で発言しているのに、再質問する度にざわつく意味が分かりません。

  質問内容について、行政側とやり取りしている時、よく「再質問しますよね??」と問うてきます。当たり前のことですが、議場で答弁を聞くまで、答えは分からないのに・・・・・・どうやら、そう問うてくる背景には、市長や局長に「再答弁させたくない」らしい。何を勘違いしているのか、「再質問」=「悪いこと」という認識があるようで、「論点を明らかにして議論する」という意識がまったくないということが分かりました。

  以前、元鳥取県知事で総務大臣を務めた片山善博氏が、地方議会を「学芸会」(質問側・答弁側の双方が、あらかじめ用意した原稿を棒読みすること)と揶揄していましたが、「一問一答」方式を導入しても再質問も行わないのなら、「学芸会」や「朗読会」と批判されても仕方がないと思います。

  恐らく、全国の地方議会で、再質問をしないというのはかなりの少数派だと思います。今議会、高松市議会の一般質問を傍聴していた方が、「ここの議会は、再質問もしないのか??」と言っていたと、後から傍聴者から聞きました。高松市議会は「一問一答」の前に、もっとやることがあると改めて感じたのは、私たちの会派だけだろうか・・・