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活動報告

「夫婦別姓」、今日最高裁判断![2015/12/16]

  今日は市民オンブズ香川の香川県議会政務活動費住民訴訟第3回期日です。14時から、高松地方裁判所にて行われます。原告の私は、12月議会中なので行けないかもしれませんが....代理人弁護士と事務局にお任せです。

 さて、裁判ということでは、今日の最高裁は注目です!!...
 明治時代から続く夫婦別姓を認めない規定と、女性にだけ離婚後半年間の再婚を禁じる民法の規定が憲法違反かどうかが争われた2つの裁判について、最高裁は今日の午後、判決を言い渡す予定になっています。

 私たち夫婦も別姓です。
 しかし、私たちの場合は国際結婚になります。なので、事実婚ではなく、一応、法律婚になるので、「合法的夫婦別姓」です(人に説明するときはそう言っています)。「結婚してるのに、何で名前が変わらないの?」など、何度も言われてきましたが、その度に説明するのが大変です。普通に多様な生き方を認められる社会になればと切に願います。

 なので、私は、結婚後も「植田」で議員活動させていただいていますが、何人かの地方議員の友人は、事実婚で議員活動している人もいます。日本では、「選択制夫婦別姓」すら進まない現実には頭を抱えますが、今回の最高裁判決が、今後の夫婦別姓の議論を進めるものになればと思います。
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香川)「夫婦別姓」、丸亀のブロガーに聞く (朝日新聞香川版 2015.12.15)

 「夫婦別姓」を禁止した民法の規定が憲法に違反しているかどうか問われた裁判の判決が、16日に最高裁で言い渡される。自らも通称で夫婦別姓を実践し、選択的夫婦別姓に賛成の立場から情報発信をしている丸亀市のブロガー、矢野洋介さん(39)に話を聞いた。

 戸籍上は妻(39)の姓だが、日常生活では旧姓「矢野」を使い続けている。

 妻とは22歳のときに同居を始めたが、互いに名前が変わることへの違和感もあり、籍は入れなかった。10年前、第1子が生まれたのを機に婚姻届を出した。戸籍は妻の姓に合わせることを選んだ。

 留学経験もあり、海外のさまざまな価値観に触れてきた。「日本の法律上はどちらの姓にしてもいいのに、名前を変えているのは女性ばかり。事実上の女性差別だ」という問題意識があった。

 いま、10歳と8歳の娘と、5歳の息子がいるが、いずれも妻の姓。子どもの姓と「父親」の姓が違う状態だ。郵便物の宛名や幼稚園の連絡帳のサインも「矢野」を使う。子どもには夫婦別姓であることを何度も説明してきた。

 「名字が違うと家族がバラバラになるのでは」といった声もある。矢野さんの家庭で混乱はなく、家族仲はとても良いという。病院などで戸籍上の名前を呼ばれると、子どもが「お父さんの名前『矢野』なのに間違ってる」と笑うこともある。

 日本では圧倒的に男性の姓に合わせる夫婦が多いなか、矢野さんがあえて妻の姓に変えたのは子どもへの影響を考えてのことだ。「男女は平等なんだということを手っ取り早く見せられると思った。名字のことに限らず、自由に生きていいんだということを伝えている」と話す。

 昨年7月、自身のブログで、初めて夫婦別姓であることを公表した。反響は大きく、SNSなどで次々に拡散。インターネットの検索エンジンで「夫婦別姓」を調べると、すぐに矢野さんの記事が見つかるようになった。批判的な反応もあるが、発信は続けていくつもりだ。「夫婦別姓に限らず、ひとと違うことを自由に発信できる世の中になってほしい」

■記者も「別姓」の家庭でした

 私も夫婦別姓の家庭で育ちました。両親の場合は、一人っ子である私の出生届と同時に婚姻届を提出し、すぐに離婚届を出したので戸籍上も今は別姓です。「初見」は父(62)の姓で、母(56)は物心ついたころから「新井」でした。

 私自身は母の名前が違うことを不自然だと感じたことは一度もありません。共働きで両親とも家にいることが少ない家庭でしたが、愛情を受けて育ったと思っています。別姓を理由に私自身がいじめられたり、苦労したりした覚えはありません。

 とはいえ、両親は苦労が多かったそうです。親族への説明・説得や、婚姻届・出生届・離婚届を同時に出そうとした際の役所での受け取り拒否、住宅ローンの申し込み拒否。職場での陰口もあったと聞きました。

 さまざまな意見や立場のあることだとは理解していますが、別姓を選んだ夫婦が少しでも暮らしやすくなる世の中につながるような判決が出ればいいと思っています。(初見翔)

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 〈夫婦別姓〉 民法750条は「夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫または妻の氏を称する」と規定している。現在、別姓を実践する夫婦は①結婚して戸籍上は同姓としたうえで結婚前の姓を「通称」として使用する②籍を入れずに「事実婚」とする――などの方法をとっている。1996年には、法相の諮問機関「法制審議会」が、希望する夫婦はそれぞれの姓を変えずに結婚できる「選択的夫婦別姓」を盛り込んだ民法改正案を答申したが、実現していない。